著者のコラム一覧
神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

「低張性脱水」には適量の電解質を含んだ経口補水液を補給

公開日: 更新日:

 今年は九州北部で観測史上2番目に早く梅雨入りするなど、ムシムシした日が続いています。また、すでに猛暑日となる地域もあり、暑さも厳しくなってきました。

 蒸し暑さが続くようになると「脱水」や「熱中症」という言葉を耳にする機会が増えてきます。例年、これらによって死者も出ていますので、「水分が不足しているだけ」と侮ることなく注意と対策が必要です。

 われわれの体の半分以上は水分でできています。ただ、体に占める水分量は年齢によって変わり、小児は生まれた時は体重の約80%が水分ですが、年齢を重ねると水分量は減っていきます。成人になると60%ほどになり、高齢者と言われる年齢になると水分量は50%くらいになってしまいます。この体に含まれる水分のことを「体液」と呼び、体液が減少した状態が「脱水」です。

 体液には、水分に電解質(ナトリウムやカリウムなどの塩分)が含まれています。日常生活で汗をかくなどした際の脱水は、水分が多く失われる「高張性脱水」と呼ばれるもので、こまめに水分を補給することで予防できます。

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