蒸し暑い日でもスルスル入る宮崎の「冷や汁」もどき

公開日: 更新日:

 蒸し暑い日が続いている。こんな日は、宮崎県の郷土料理である冷や汁はいかがだろう。

 冷や汁は、麦味噌とゴマをすり鉢ですり上げて混ぜたものを焼き、それを冷たいだし汁でのばし、アジの干物などの焼いた魚、崩した木綿豆腐、キュウリ、大葉やミョウガなどの薬味を入れたもの。

 麦ご飯やそうめん、冷や麦、うどんにかけて食べる。麦味噌がなければ、普通の味噌でもいい。口の中がさっぱりし、食欲がないときでもスルスル入る。夕飯にもいいが、在宅勤務中の簡単昼ごはんや、炭水化物を抜けば日本酒のアテにもぴったりだ。

 とはいえ、「暑いから干物や味噌を焼くのすら嫌だ」「味噌やゴマをすり鉢ですり上げるのも面倒」という場合もあるだろう。

 ものぐさ記者がよくやるのが、味噌にカツオ節を混ぜて少量のお湯で溶き、そこに氷水を加えてちょうどいい味加減までのばす。そこに手で割った木綿豆腐、手でちぎった青ジソ、同じく手でちぎったトマト(汁ごと)、すりゴマを加えた「冷や汁もどき」。調理用ハサミでミョウガやキュウリを切って入れたり、サバ缶を汁ごと入れることもある。

 豆腐やサバ缶でタンパク質が取れるし、トマトの酸味で爽快感がより増す。湯すら沸かしたくないときは、少しずつ水を加えればOK。だしが弱いと感じたら、白だしやめんつゆを少量入れてもいい。汁だけたくさん作って冷蔵庫で冷やしておき、豆腐、野菜、薬味を食べる都度、入れるのも手だ。お試しあれ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    「地球を救う前に社員を救ってくれ!」日テレ「24時間テレビ」が大ピンチ…メインスポンサー日産が大赤字

  4. 4

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  5. 5

    たつき諒氏“7月5日大災害説”を「滅亡したんだっけ」とイジる古市憲寿氏に辛辣な声が浴びせられる理由

  1. 6

    参政党・神谷代表は早くも“ヒトラー思想”丸出し 参院選第一声で「高齢女性は子どもが産めない」

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    「国宝級イケメン」のレッテルを国宝級演技で払拭 吉沢亮はストイックな芝居バカ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  5. 10

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策