著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

マタタビは古くから関節痛や疲労回復の薬として使われている

公開日: 更新日:

「食べる温泉」とも呼ばれ、ダルさが抜けないときなど、就寝前にマタタビ茶を飲むことで疲労回復を促す民間療法もいまだ残っている地域があります。さらに、マタタビに含まれているα-リノレン酸によって抗炎症作用を持つことが分かっていて、傷、リウマチ、アレルギーなどにも効果を発揮するという報告もあります。

 その他、目の健康を維持するビタミンA、免疫力アップに関わる抗酸化作用の強いビタミンC、消化吸収を助けてくれるアクチニジン、精神安定効果のあるマタタビ酸、利尿作用のあるポリガモールなどの有効成分が含まれ、血流改善や疲労回復などに効果を発揮します。

 マタタビの実には小さい楕円形と丸く大きく膨らんだものがあるのですが、楕円形の実は味噌漬けなどにして食用にし、丸く膨らんだ果実の方は薬用として使う地域が多いとか。その他、辛みを利用した炒め物や独特な風味を楽しむ天ぷら、ホワイトリカーに漬けたり、乾燥させてお茶にしたり、さまざまな加工を施したマタタビを口にすることができそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」