高品質の豚肉の脂食べて、ふわっ、じゅわっのまるで小籠包!

公開日: 更新日:

 とんかつの「食べ比べコース」がある店に連れて行ってもらった。人気とんかつ店だそうで、東京在住のとんかつ好きなら、このコース名で「あの店ね」とピンと来るかもしれない。

 上リブロース、上ロース、上ヒレ、しきんぼ、とんとろ、らんぷの6部位。揚げたてのものが一品ずつ提供される。そして、最後にソースカツ丼、味噌汁、お新香。事前にホームページで「予習」をした時、不安だった。とんかつを最後に食べたのは何年も前で、しかも一切れ。とんかつ定食は何十年も食べていない。「6部位プラスカツ丼」を食べ切れるのか? 胸焼けで苦しまないか?

 杞憂だった。小籠包みたい。噛むと、ふわっ、じゅわっ。不思議と、オリーブオイル&塩も合う。合間に千切りキャベツを挟み、米1粒たりとも残さず完食。翌朝は、気分爽快。油モノをあんなに食べたのに、空腹で目覚められるとは思わなかった!

 豚肉は、ビタミンB群を豊富に含み、中でも疲労効果があるビタミンB1は食品の中でもトップクラス。キャベツは、傷ついた胃腸の粘膜の修復に役立つビタミンU(別名キャベジン)を含んでおり、しかもキャベツを細かく切ると胃の修復を促す働きのあるリゾホスファチジン酸ができるとか。とんかつ&キャベツの千切りは、暑さで疲れやすい今の季節に、実にぴったり。

 とはいえ、コース仕立てで食べても最後までおいしく味わえるのは、素材の素晴らしさと、高い調理技術あってこそ。とんかつで感激を与えてくれたお店と案内人の友人に感謝感謝。 (和)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性