「貴州火鍋」で解毒作用のあるドクダミの根っこ入り料理を堪能

公開日: 更新日:

 中国・貴州省の料理を食べられる「貴州火鍋」(東京・新小岩)へ行ってきた。貴州省遵義出身のオーナー、林さんが「久しぶりね!」とほほ笑みかけてくれる。

 料理はお任せ。でも、絶対に外したくないものの一つが、ドクダミの根っこと自家製干し肉の炒め物(折耳根炒腊肉)。

 これを初めて食べたのは、上海の貴州料理店で。ドクダミの独特の香りが病みつきになり、中国の貴州料理屋で見つけたら、必ず頼んでいた。ドクダミの根は、貴州料理では炒め物、チャーハン、和え物、鍋、漬けダレなどさまざまな料理に使う。林さんによれば「ご飯の友」にも。

 実は記者は、ドクダミにはあまり良くない思い出が……。思春期の頃、ニキビがひどかった。母親が「ドクダミ茶がいいらしい」とどこかで聞いてきて、その日以来、我が家のお茶は「ドクダミ茶」一択になったのだ。慣れればそれなりにおいしく感じるようにはなったが、遠足や部活の後、「普通の麦茶」を飲んでいる友人が羨ましかった。しかしあの頃は、ドクダミを好んで食べる日が来るとは思わなかったな。

「貴州火鍋」では、折耳根炒腊肉とドクダミの根っこ入りチャーハン(怪腊炒飯)、ドクダミ料理以外では鍋、和え物などなど堪能。

 ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは「十薬」という生薬として知られており、解毒作用があるという。根っこにも同様の作用が期待できるかは分からんが、あんなにたくさん食べたのに、翌日はスッキリ体が軽い気分だった。(和)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑