著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

“苦い”旬の食材で「肝」の働き補いダイエット効果をアップ

公開日: 更新日:

 3月を迎え、次第に暖かくなると気になってくるのが、冬の間に蓄えた「ムダ肉」……。薄着の季節に向けてしっかりと体を絞り込むなら、実は今がベストタイミング。春はダイエットに最も成功しやすい季節なのです。

 ダイエットには向き、不向きの季節があります。冬は寒さに耐えるために体が栄養をため込みます。よって、冬のダイエットは痩せにくく、それどころか体に負担をかけることになり逆効果なのです。

 一方、春は新陳代謝がグンとアップする季節。冬の間に蓄積したものをいったんリセットするために、ため込んでいた毒素や余分な脂肪、老廃物を体から追い出そうとするのです。まさに、ダイエットには最高のタイミング! 

 この願ってもない時季にダイエットの効果を上げるポイントは、解毒をつかさどる臓器「肝」の働きをサポートしながら、デトックス効果のある食材を取り入れること。ムリなく効率的にムダ肉をそぎ落とすことができます。また、この時季にきちんとデトックスしておくことは、季節の変わり目のトラブルを防ぐためにも効果的です。春は気温の上昇とともに、体内のエネルギーも高まります。体のバランスが崩れ、頭痛、目まい、のぼせ、肌荒れ、吹き出もの、イライラといった不調を引き起こしやすいのです。デトックス食材を取り入れることで、春の体調維持にも大いに役立ちます。

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