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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【牡蠣】「海のミルク」と呼ばれる理由 タウリンが豊富

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 筋肉や肝臓に蓄えてエネルギーとして使われるグリコーゲンも豊富です。真牡蠣の夏と冬のグリコーゲン量を比較した場合、冬の方が10倍も高い報告があることからも、これから採れる牡蠣はまさにスタミナの宝庫になりそうです。

 このグリコーゲンと牡蠣、近年は腸内細菌叢(そう)との関わりもあることがわかってきています。マウスやラットの実験にはなりますが、牡蠣のエキスを投与したところ、腸内の善玉菌の割合がアップすることが報告されています。しかも、高脂肪食や低脂肪食、両方を食べていたとしても同様の結果が得られるので、普段の食生活が少し荒れていても腸活効果があるのはうれしいですね。

 疲労回復のためには夜が効果的でしょう。ただし、夜間は脂質の代謝が落ちる時間帯。遅めの夕食であれば、フライよりもポン酢ともみじおろしなどでさっぱりといただくのがおすすめです。

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