著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

生活習慣病の原因になる? 卵は毎日食べても大丈夫なのか

公開日: 更新日:

 卵は栄養価に富んだ食品ですが、コレステロールを豊富に含むことから、その過量摂取は生活習慣病の原因となるイメージもあります。しかし、卵の摂取と生活習慣病リスクの関連について、これまでに報告されている研究結果は一貫性に乏しく、卵を毎日食べることが健康に良いのか、それとも悪いのか、よく分かっていませんでした。そんな中、卵の摂取頻度と心臓病脳卒中のリスクを検討した研究論文が、2020年3月4日付で英国医師会誌に掲載されました。

 この研究は、米国の医療従事者が登録されている3つの大規模データベースを解析したものです。具体的には女性看護師が登録されているデータベース2件(登録者数8万3349人および9万214人)と男性医師が登録されているデータベース1件(登録者数4万2055人)が解析対象となりました。

 食事摂取に関するアンケート調査によって得られた情報から、卵の摂取頻度は月に1個未満、月に1~4個未満、週に1~3個未満、週に3~5個未満、週に5~7個未満、1日1個以上の6グループに分類されました。月に1個未満を基準として、各グループにおける心臓病や脳卒中の発症リスクが検討されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  2. 2

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 3

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 4

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  5. 5

    日本語ロックボーカルを力ずくで確立した功績はもっと語られるべき

  1. 6

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  2. 7

    規制強化は待ったなし!政治家個人の「第2の財布」政党支部への企業献金は自民が9割、24億円超の仰天

  3. 8

    【伊東市長選告示ルポ】田久保前市長の第一声は異様な開き直り…“学歴詐称”「高卒なので」と直視せず

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?