「正月ボケ」から立ち直る方法 時間栄養学の専門家が教える

公開日: 更新日:

 今日から仕事始め。正月気分を抜いて、普段の生活に戻らなければ、と思っているのに、なんだか体がスッキリしない……という人も多いのではないか。いわゆる正月ボケだが、それを解消するには、その原因を知り、的確な対策を取ることが重要だ。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員で愛国学園短期大学非常勤講師の古谷彰子氏に聞いた。

「正月ボケは、年末年始の暴飲暴食による食べ疲れ・飲み疲れや運動不足に加え、帰省や旅行に伴う疲労など理由はさまざま考えられますが、原因は『ソーシャルジェットラグ』かもしれません」

 ソーシャルジェットラグとは聞きなれない言葉だが、仕事や学校、家事など社会的制約がある平日の睡眠と、制約がない休日の睡眠との差によって引き起こされる平日と休日の就寝・起床リズムのズレのことをいう。

「よく勘違いされますが、休日の就寝・起床時間が本来、自分自身が持っている体内時計の形です。しかし、平日と休日が違うリズムの人は、平日の仕事や学校、家事のために無理に朝起きている。それは日本にいながら、時差ボケのような症状を起こしている状態なのです。だから、休み明けは体がだるいのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも