「正月ボケ」から立ち直る方法 時間栄養学の専門家が教える

公開日: 更新日:

 ヒトは本来、24時間より少し長い生体リズムを刻んでおり、それを24時間にリセットして生活している。そのためにヒトの体内には時間のリズムを刻むメカニズムがあり、1日単位で調整している。このシステムが体内時計で、それを形づくっているのが体内に数多く存在する時計遺伝子だ。脳の視交叉上核と呼ばれる場所に光の刺激などで動き出す親時計があり、内臓や血液などの末梢組織にそれぞれの子時計が機能している。この時計群にズレが起きることで、睡眠障害、うつ病肥満糖尿病がん、アレルギーなどのさまざまな疾患につながることがわかっている。

「体が本来持っているリズムの赴くままに生活していた年末年始と、同じようなリズムで休み明け後も生活を続けていけるのであれば、それがベストです。しかし、現実には仕事や学校に合わせた生活をしなければなりません。ですから、いくら年末年始のお休みの間に十分寝て、休んだと感じていても、仕事や学校、家事といった社会的制約のある生活リズムが始まれば、自身が本来持っている体内リズムが乱れ、日中に眠くなったり、眠りたい時間に寝られなくなったりするのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景