著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

1日3食が長生きの秘訣はホントだった? 米国での2万人調査で判明

公開日: 更新日:

 規則正しい食事習慣は、健康の維持にとって重要だと考えられています。しかし、生活スタイルが多様化している現代社会においては、1日3回の食事をバランスよく摂取することが難しい方も多いでしょう。2009~10年にかけて実施された米国の調査では、食事を1日3回摂取しない人が、米国人の約40%に上りました。

 食事習慣は、糖尿病肥満のリスクと関連することが知られています。しかし、人の寿命に与える影響については、質の高い研究報告が限られていました。そんな中、食事の頻度と死亡リスクの関連性について検討した研究論文が、栄養科学の国際誌に22年8月11日付で掲載されました。

 この研究では、1999~2014年にかけて米国で実施された国民健康栄養調査のデータが解析されています。

 解析対象となった40歳以上の2万4011人について、1日の食事回数(1回、2回、3回、4回以上)と、死亡リスクとの関連性が検討されました。なお、研究結果に影響し得る年齢、性別、喫煙状況、身体活動量などの因子で統計的に補正して解析されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」