著者のコラム一覧
森維久郎赤羽もり内科・腎臓内科院長

三重大学医学部卒業。日本腎臓学会専門医。2020年5月、腎臓内科、糖尿病内科、生活習慣病の診療に特化したクリニックを開院。腎臓について伝える情報サイト「腎臓内科ドットコム(https://jinzonaika.com/)」を監修。

尿の色がコーラのような色味ならすぐ病院へ…血尿の可能性

公開日: 更新日:

 尿の色が最近濃いように思うけど、これは腎臓が悪いせい?

 こんな質問を受けたことがあります。その「濃い」がどの程度の色なのかはわかりませんが、軽度の腎機能障害では尿の色が濃くなることはまれです。

 尿の色が濃い場合、よくあるのは脱水症状です。しかし、たとえば「尿の色がコーラのような色味」ならば、それはすぐに病院に行っていただきたいと思います。尿の中に血液が混じって血尿になっていると考えられるからです。 

 血尿には、目に見えて色に変化がある「肉眼的血尿」と、目に見えて変化はないけれど血が出ている「顕微鏡的血尿」の2つのパターンがあります。お手洗いで尿がコーラ色でおかしいと思った時は「肉眼的血尿」であり、健康診断で指摘されたけれど自覚がない場合は「顕微鏡的血尿」であることが多いです。

 健康診断などでは尿試験紙法と呼ばれる血尿のスクリーニング検査を行います。そこで「尿潜血3+、尿潜血2+」などの結果が出ている場合は顕微鏡的血尿が出ていると考えられます。

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