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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【わらび】豊富な食物繊維で便通を促進し血糖値を抑制する

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 また、茹でたわらびには100グラムあたり160マイクログラムのβ-カロテンが含まれています。β-カロテンは体内で皮膚の粘膜の健康を保つビタミンAに変換され、薄暗いところでも視力を正常に保つ鳥目の予防に役立ちます。また、高い抗酸化作用を持ち、活性酸素の発生を抑え、取り除く作用もあります。同じ抗酸化作用が強いビタミンCやビタミンEも豊富なんです! さらに、血液の凝固を助けるビタミンKも含まれ、出血や出血性疾患の予防に役立つ可能性があります。

 わらびは生で食べるとプタキロサイドという回腸、盲腸、膀胱などにがんを発症させる物質を含んでいることが分かっています。ただし、灰や重曹を用いたあく抜きによりほとんどが除かれ、通常の食用頻度では問題がないとされています。不安であれば水煮の加工品を利用するのもひとつですね!

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