夜が長い秋にぐっすり眠るためには…「布団乾燥機」を活用する 医師が解説

公開日: 更新日:

 長く続いた酷暑が終わり、寝苦しい夜が少なくなってきた。日照時間が短くなる秋は、本能的に睡眠時間が長くなる。だからこそ、しっかり眠ることが大切になる。夏に蓄積した疲れをリセットするためにも質の高い睡眠をとる必要がある。その大きな助けになるのが「布団乾燥機」だという。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏に聞いた。

 秋に質の高い睡眠をしっかりとるための重要なポイントは布団内の「温度」の管理にあるという。

「日本睡眠科学研究所の研究では、最も熟睡できる理想的な布団内の温度は『33度±1度』であることがわかっています。人間の体には、表面体温の他に、内臓を含めた体の中心部の体温である『深部体温』があり、深部体温が下がることで深い睡眠に入っていくようにできています。ですから、質の高い睡眠をとるには、布団内を理想的な温度に保つことが大切です。われわれの体には、布団に入って体の表面が温かくなると深部体温も上がるため、汗をかいて放熱することで深部体温を下げようとする仕組みが備わっています。この働きにより、布団内が温かくなり33度前後の温度が維持されるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」