潰瘍性大腸炎とクローン病の総称「IBD」とはどんな病気? 患者推計は29万人

公開日: 更新日:

 IBDのひとつ、潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜が炎症でただれる原因不明の病気だ。記者の周囲の何人かが挙げた通り、故・安倍晋三氏が患者であることを公表していた。

「根本的治療法はなく、症状が良くなったり悪くなったりを慢性的に繰り返しますが、ほとんどの人が適切な治療で通常の生活を送れるようになってきました」

 クローン病も、原因不明の炎症性の病気だ。消化管のどこにでも炎症は起こるが、特に小腸、大腸、肛門周囲に起こる。やはり根本的治療法はない。潰瘍性大腸炎と似ている部分があるが、明らかに違う病気だ。

 専門医や厚労省の研究で症状については調べられ、ガイドラインに記載されている。それには、潰瘍性大腸炎は下痢・軟便、血便、腹痛、体重減少、倦怠感など。また、クローン病は腹痛、倦怠感、下痢・軟便、体重減少、食欲不振、血便などとあるが--。

「患者さんを対象に行った調査では、医療従事者に最も言いづらい症状として、潰瘍性大腸炎もクローン病も、突然かつ急激な排便の必要性を感じる『便意切迫感』が挙がった。ガイドラインでIBDのさまざまな症状を取り上げているつもりが、これは含まれておらず、私たちも理解していなかった。医療従事者と患者さんの間でコミュニケーションギャップがあったのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 2

    ドジャース西地区5連覇に29球団から怨嗟の声 「カネもアタマもあってズルまでしてりゃ勝って当然」

  3. 3

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  4. 4

    尾野真千子がNHK朝ドラ返り咲き! 沖縄と東京を行き来する「女優」と「女将」二刀流ワンダフルライフ

  5. 5

    ドジャースは“大谷抜きポストシーズン”を想定か…指定席「1番・DH」に21歳デポーラ

  1. 6

    ソフトバンク3連覇でも“札束攻勢”止まらず…今オフ仕掛ける「補強リスト」仰天の中身

  2. 7

    参院のドン放逐で「消費減税」窮地の高市首相に公明党が“助け船”? 現金給付「前倒し」が賛成条件か

  3. 8

    阪神・佐藤輝明のドジャース入りに暗雲か? 大谷翔平が思わぬ“遠因”になる可能性

  4. 9

    日本ハム新庄監督がソフトバンク3連覇の“MVP” 挑発ことごとく空回りで5勝18敗2分け、最後までVアシスト

  5. 10

    クレイジーケンバンド横山剣さん「年に関係なく、カッコいいものはカッコいいって思いますね」