流行性角結膜炎ってどんな病気? 全国の学校で感染症が大流行

公開日: 更新日:

 問題は、感染した場合、大人も職場に行けなくなる可能性があるということだ。

「これらの感染症は人にうつす可能性があるため、とくに他人と接触する機会の多い、学校や医療施設、接客業で働く人は注意が必要です。医師、看護師、教師、調理師、美容師などは感染すると医師から一定期間の出勤停止を指示されることもあります。また、職場によっては内規で、これらの病気に感染した場合は、医師から診断書をもらって会社に提出した後に出勤停止となると会社の規則に記載されているケースもあります」

 そうならないためには日頃から予防することが大切だ。

「感染症予防の基本は同じです。手洗いと咳エチケットの徹底です。手洗いは、手に付着した病原体を洗い落とす最も基本的な手段です。流水やせっけんを使って行いましょう。咳やくしゃみをするときは、肘やマスクで口を覆いましょう」

 新型コロナが5類扱いになって、さまざまな規制から解放された気持ちになっている人も多い。しかし、新型コロナがなかった年でも冬はさまざまな風邪症状を引き起こす感染症が猛威を振るい、免疫力の弱い人たちの命を奪ってきた。

 ときならぬ感染症の流行をきっかけにもう一度、自分と自分の大切な人々のための感染症予防を思い出し、日々の暮らしのなかに組み入れてはどうだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情