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清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

片頭痛は生活習慣の見直しでつらさをかなり軽減できる

公開日: 更新日:

 デパートなどの化粧品売り場も、用がなければ近寄らないようにする方が無難です。

 映画館は、最新の設備を備えているところほど強い光と大音量を兼ね備えているので、片頭痛を起こしやすい。片頭痛を起こしそうな予感がある時には行かないようにする。空腹時は、何かを口に入れてから。というのも、空腹で血糖値が下がると血管が緩んで血管周囲の三叉神経を刺激する。それが片頭痛を引き起こすからです。

 強い日差しに対しては、サングラスで対策を。外出時やスポーツ時はもとより、洗濯物を干す時も思っている以上に強い光を浴びています。花火大会や音楽フェスは大きな音と強い光、加えて人混みのにおいがありますので、片頭痛を悪化させないよう、十分に対策を講じて出かけてください。

 片頭痛があれば、まずは頭痛外来で診てもらうことがベスト。しかし、やむを得ない理由で市販薬を服用している人もいらっしゃるでしょう。その際、薬を服用するタイミングが非常に重要です。片頭痛には、「これから頭痛が起こる」サインが大抵あります。よくあるのは、生あくび、異常な肩や首の凝り、体がむくんだ感じなど。サインを感じたら、なるべく早期に薬を飲む。片頭痛ではひどくなると吐き気を伴うこともあるので、痛みが出てから薬を飲むと吐いてしまう可能性もあるのです。

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