著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

マスク着用時のストレスはアロマオイルで改善?日本の調査報告

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとして、感染予防を目的としたマスクの着用が世界的に注目されました。

 一方、マスクを着用することで息苦しさや蒸し暑さなど何らかのストレスを感じる人も少なくありません。

 植物に由来する天然成分を植物油などに配合させたアロマオイルは、不安の軽減やストレスを和らげる効果が期待できるとされています。そのため、アロマオイルはマスクの着用に伴うストレスも緩和する可能性があります。

 そんな中、オイルをシールに含ませたアロマシールと、マスク着用時のストレス軽減効果の関連性を検証した研究論文が、「プロスワン」という学術専門誌の電子版に2023年11月16日付で掲載されました。

 日本で行われたこの研究では、18歳以上の大学生62人(平均21歳、女性88.5%)が対象となりました。被験者は、オレンジライムの香りがするアロマシールをマスクに貼る群と、アロマオイルが含まれていないプラセボシールをマスクに貼る群にランダムに振り分けられ、精神的なストレス状態が比較されました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝