魅せる体の作り方…人気ストリッパー翔田真央さんに聞いた

公開日: 更新日:

ケガをしない身体に改造しようとピラティスを始める

 好きなものにはどっぷりつかってしまう真央さん。練習のしすぎで股関節を痛めてしまったことがある。踊り子にとって股関節はとても大切な部位。踊るのもままならず、舞台に穴を開けてしまう……そんな危機に直面したが、ブロック注射や痛み止めを打ってなんとか舞台は務め上げた。

「生まれつき丈夫でケガとは無縁だと思っていたからショックで……。ケガをしない身体に改造しようと思って始めたのがピラティスなんです」

 ピラティスはインナーマッスル、体幹を鍛えるのでムキムキにならず引き締まったきれいな身体作りができる。そのうえ、身体のバランスが良くなりケガもしづらくなる。2020年には「ピラティストレーナー」の資格も取得し、さらに上位の資格を取るために勉強中だ。

「ケガの防止だけでなく、加齢でお尻が垂れるようなことも防げるし、姿勢も良くスッと立てる。日常生活にもステージ生活にも役立ちます」

 マラソン、トライアスロン、ピラティス……日頃から身体を動かし続けてきたおかげか、特別に高価な化粧水やクリームなどを使って手入れしなくても、きれいな肌をキープできているという。

「20代の頃の写真を見ると、肌もピチピチして若いなあって思うけど……。いまは人生経験も積んで、若いころにはなかったような大人の色気が自然にでるようになった」

■男性客に“この女を抱きたい”と思わせてなんぼ

 5年ほど前からストリップ劇場の客席の様子が目に見えて変わってきた。“スト女”と呼ばれる女性客が増えてきたのだ。

「女性客はきれいでかっこいいステージを楽しみに来てくれる。ストリップはアートだと言われることもありますが、私はプラスアルファが必要だと思う。言葉は悪いけど、男性客に“この女を抱きたい”と思わせてなんぼかなって……(笑)」

 真央さんは今も、1年のうち200日あまりストリップの舞台に立ち続けている。

▽翔田真央(しょうだ・まお) ストリッパー。今年9月にデビュー20周年を迎える売れっ子。趣味はけん玉、料理、ピラティス。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波