階段から落ちて腰を強打…日に日に痛みが増し歩行困難に

公開日: 更新日:

 その患者さんは1年前の夏に自宅の階段から落ちて、腰を打ち付けたという76歳の埼玉在住の女性の方でした。

 しばらくの間は痛みがあったものの我慢できる程度の鈍い痛みで、そのままにしていたとのことです。それが今年の冬になって急に、左下半身にしびれとともに痛みが走り出したため最寄りの整形外科を受診。その日は、湿布が出されただけでした。しかし日が経つにつれ、だんだんと状態が悪化。長く歩いたり速く歩くとしびれや痛みがきつくなり、しゃがむと楽になるという「間欠性跛行」が見られるようになり、思い余って我々のクリニックを受診したのでした。

 まずは前屈をしていただくと、左臀部に痛みが認められることを意味するラセーグ徴候が陽性となりました。

 さらにMRI検査を実施したところ、数カ所で脊柱管狭窄症とすべり症が見られ、脊柱管狭窄症と椎間板変性症との診断結果となりました。

 数カ所の患部に、椎間板の神経に麻酔薬を注入するブロック注射と、特殊なジェルを注射針で入れるセルゲル法を実施。術後では座位、立位、歩行など特に問題なしとの診断となり、もしも体調変化が出た場合はいつでも来院してくれるよう伝えて、その日のうちに帰宅となりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束