周りと違っているからこそやれることも多い…後藤仁美さん軟骨無形性症を語る

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後藤仁美さん(俳優)=軟骨無形性症

 身長115センチって、だいたい小学1年生と同じなのですが、胴体は大人の女性とほぼ同じで手足が極端に短いという体形をしています。不便なことも多いですが、この体は唯一無二で、周りと違っているからこそやれることも多いと思っています。

「軟骨無形成症」は骨の成長に関わる軟骨の異常により低身長となる先天性の疾患で、四肢や指の短さなどが特徴です。でも自分では、「障害を持っている」とは思っていても、「病気」だとは思っていないんです。もちろん、病気と捉えている軟骨無形成症の人もいますし、それを否定する気持ちはまったくありません。私は生まれたときからこうなので「こうなってしまった」という感覚がないし、このことで治療を受けたこともないので、自分が病気だとは感じられないということです。

 あまりつらいと思わずに育ってきました。両親が「そのままでいいんだよ」「かわいいから大丈夫」と言って育ててくれたことが根底にあるのだと思います。小さい身体の自分をそのまま肯定してくれていました。みんなと違うことがダメなことではなく、そのままで魅力的なんだと言い続けてくれていました。

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