周りと違っているからこそやれることも多い…後藤仁美さん軟骨無形性症を語る

公開日: 更新日:

後藤仁美さん(俳優)=軟骨無形性症

 身長115センチって、だいたい小学1年生と同じなのですが、胴体は大人の女性とほぼ同じで手足が極端に短いという体形をしています。不便なことも多いですが、この体は唯一無二で、周りと違っているからこそやれることも多いと思っています。

「軟骨無形成症」は骨の成長に関わる軟骨の異常により低身長となる先天性の疾患で、四肢や指の短さなどが特徴です。でも自分では、「障害を持っている」とは思っていても、「病気」だとは思っていないんです。もちろん、病気と捉えている軟骨無形成症の人もいますし、それを否定する気持ちはまったくありません。私は生まれたときからこうなので「こうなってしまった」という感覚がないし、このことで治療を受けたこともないので、自分が病気だとは感じられないということです。

 あまりつらいと思わずに育ってきました。両親が「そのままでいいんだよ」「かわいいから大丈夫」と言って育ててくれたことが根底にあるのだと思います。小さい身体の自分をそのまま肯定してくれていました。みんなと違うことがダメなことではなく、そのままで魅力的なんだと言い続けてくれていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  2. 2

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 3

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 4

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  5. 5

    日本語ロックボーカルを力ずくで確立した功績はもっと語られるべき

  1. 6

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  2. 7

    規制強化は待ったなし!政治家個人の「第2の財布」政党支部への企業献金は自民が9割、24億円超の仰天

  3. 8

    【伊東市長選告示ルポ】田久保前市長の第一声は異様な開き直り…“学歴詐称”「高卒なので」と直視せず

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?