新がん治療で注目「放射性リガンド療法」の威力…細胞の内外から放射線を照射

公開日: 更新日:

「放射性リガンド療法が従来の放射線治療と異なる点は他にもあります。放射性医薬品が確実にがんに到達・結合できていることを画像検査で追跡できる。さらに、従来の放射線治療では体内に散らばったがんには適していませんが、放射性リガンド療法は目に見えないがんも含めて、体内に散らばったがん全てを標的にできます」

 日本では現在、5つの治療用放射性医薬品が承認。神経内分泌腫瘍(がんの一種)などに放射性リガンド療法が保険適用で行われているが、放射線治療病室の不足など課題がいくつかあり、十分に行われている状況ではない。ただ、臨床試験も実施されており、今後は実施件数の増加が見込まれている。

  ◇  ◇  ◇

■放射性リガンドががんを攻撃する流れ

 放射性リガンド(放射性医薬品)を投与→放射性リガンドが標的のがんに集まりくっつく→標的がんへ放射線照射→がん細胞死滅

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  3. 3

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  4. 4

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 7

    中居正広氏vsフジテレビは法廷闘争で当事者が対峙の可能性も…紀藤正樹弁護士に聞いた

  3. 8

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  4. 9

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  5. 10

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及