著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

動揺してストレスを感じた時はどうすればいいのか?

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 酷暑とも言える猛烈な暑さが日本列島を襲っています。それに伴い、大気が不安定となり、各地でゲリラ豪雨や線状降水帯が発生しています。大雨による被害も珍しくなくなっているため、災害時にどのような対応を取ることが望ましいか。さらには、万が一、こうした状況に遭遇した場合、心のケアやストレスとの向き合い方も重要になってくるでしょう。

 ベングリオン大学のクロンドが2016年に行った、EFTに関する過去の研究を総合的に検討した「メタ分析」(複数の研究結果を統合し分析すること)によると、EFTは不安解消に効果があると結論づけています。

 EFTとは、おでこや目の下、顎、鎖骨などをトントンと軽く叩く(タッピングする)ストレス解消法のこと。セルフコントロールをする際に、おでこをトントンと30秒ほど叩くと、欲を抑え理性が働きやすくなることが明らかになっています。

 人がストレスや不安を感じるのは、脳の一部の“扁桃体”に起因します。この扁桃体がマイナス信号を感じると、発汗やふるえ、イライラなどを引き起こすようになります。

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