著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

「パーキング・パーミット」を申請できるかどうか確かめよう

公開日: 更新日:

 鉄道やバス、タクシーなどの交通網が発達している大都市中心部なら車を持たなくても暮らしていけるが、地方はそうはいかない。

 それは一般財団法人自動車検査登録情報協会が集計した2024年3月末時点の「自家用乗用車の世帯当たり普及台数」を見ても明らかだ。全国平均が約1.0なのに対し、最も低いのはやはり東京都で約0.4、最も高い福井県は約1.7と大きな開きが出ている。

 しかも地方では昔ながらの中心商店街が寂れ、郊外に広大な駐車場を備えたショッピングセンターが増えている。今後も車に頼った生活が続くだろう。そこで知っておきたい制度が、パーキング・パーミット制度だ。

 これを利用すれば、高齢者や障害者、けが人といった歩行が困難な人は、建物の入り口近くに車を止められる。止めるスペースは「障害者等用駐車区画」となる。ただし、その区画に車を止めるには地方公共団体が発行する利用証を掲示することが条件だ。

 身体障害者などが公安委員会で発行してもらう「駐車禁止除外指定車標章」と違い公道での効力はないが、車を利用する日常生活の中で便利な制度であることに変わりない。もし、高齢の親が「要介護1以上」「けが人」など交付基準に該当しているなら、申請を手助けしてあげたい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  4. 4

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 7

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 10

    まだ無名の「アマNo.1サウスポー」評価爆上がり!23日ドラフト「外れ1位」なら大争奪戦も…