人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた
では実際にこうしたマイクロプラスチックはどれほど有害なのか? はっきりした答えはまだ出ていません。しかし現在の研究では、認知機能や記憶力の低下、生殖や免疫系に関する懸念、ホルモンの乱れ、さらには子どもの発達障害など、深刻な健康問題との関連性が示されています。
さらに興味深いのは、体内から発見されたプラスチックは主に、何年も前に生産され、時間の経過とともに風化した廃棄物に由来すると考えられることです。しかし同時に、今使っている水筒や電子レンジで温めたプラスチック容器から、マイクロプラスチックが溶け出すこともわかっています。今すぐできる対策は、こうしたプラスチック容器の使用をできるだけ減らすことと専門家はコメントしています。