著者のコラム一覧
永尾光一一般社団法人日本精索静脈瘤協会代表理事、医療法人社団マイクロ会理事長、 銀座リプロ外科院長、東邦大学名誉教授

1960年生まれ。埼玉県出身。昭和大学で形成外科学を8年間専攻後、東邦大学で泌尿器科学を専攻。東邦大医学部泌尿器科学講座教授、医学博士・泌尿器科専門医、男性不妊治療・精索静脈瘤手術の第一人者。 一般社団法人日本精索静脈瘤協会・医療法人社団マイクロ会理事長。

「気力がでない」「イライラする」これって男の更年期? 自覚しにくい変化とその見分け方とは

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 近年は検査技術も進歩しており、わずかな採血でテストステロンの血中濃度が測定できます。当院でも検査は15分ほどで終了し、数日後には結果が出ます。必要に応じてホルモン補充療法やカウンセリングなど、個別に適した対応を提案します。

 治療の第一歩は、生活習慣の見直しです。バランスの取れた食事、適度な運動、質のよい睡眠、ストレスを和らげる時間、どれもテストステロン分泌を支える要素です。ホルモン補充療法も、以前に比べて安全性や副作用への配慮が進んでいます。低用量から開始するケースも多く、医師と相談しながら進められます。

 また、精神的な症状が強い場合にはカウンセリングの併用が効果的です。心と体の両面からケアすることで、回復が早まるケースもあります。「気のせい」「年のせい」と後回しにせず、積極的に対処すべきでしょう。

 男性の更年期は、ゆっくり進行するため気づきにくいですが、日常生活に影響を与えるさまざまな症状が現れます。放っておかず、体と心の変化に目を向けてください。気になる方は、一度ホルモン検査を受けてみることをおすすめします。忙しく働く中年世代こそ、こうした情報に触れることが大きな一歩です。最新の医療とセルフケアを味方につけて、健やかな毎日を取り戻しましょう。

  ◇  ◇  ◇

 著者は男性不妊についても解説している。関連記事【こちらも読む】6年間の不妊治療の後、泌尿器科で発覚した意外な原因…男性不妊の4割「精索静脈瘤」とは…も要チェックだ。

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