著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

糖尿病性網膜症…高血糖が網膜の毛細血管へダメージを与える

公開日: 更新日:

 糖尿病性網膜症になると、この網膜に赤い点状の出血が生じます。これは、前述のように毛細血管が傷んで破れた結果です。網膜は肉眼では見えないため、こうした異常を自分で見つけることはできません。発見するには、眼科で目の奥を調べる眼底検査(眼底写真)が必要になります。

 では、自覚症状はあるのか──。気になるところかと思います。進行すると、視力の低下、目のかすみ、突然視界が暗くなるといった症状が現れることがあります。

 しかし、糖尿病そのものが初期には自覚症状が出にくいため、病気に気づかないまま過ごしている人も少なくありません。つまり、こうした目の症状が出たときには、すでに糖尿病がかなり進行している可能性が高いのです。

 次回は、引き続き糖尿病性網膜症について詳しくお話しします。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」