親の施設入所を決める前にチェックしたい「面会制限」事情
現在は直接対面ができるが、検温や不織布マスク必須、1回につき2人までは変わらず。時間帯は午後2~4時の15分間のみなどの制限が続いている。なぜこれほどまでに厳しいのか?
前述のように重症化リスクの高さと、施設内に感染者を隔離する場所が少ないことが挙げられる。個室の少ない老健などではなおさらで、感染があれば同室の人たち全てをチェックしなければならない。また、要介護状態の高齢者を隔離すると、寝たきり状態で体力の低下や認知症が進む可能性が高い。ひとりの感染者が出るだけで、一気に施設全体の緊張感が高まってしまう。
今の時代、親の介護で施設への入所を検討している場合は、このような事情をよく理解しておくことが大切だ。候補の施設があるなら、どのような面会制限が行われているのかなども調べておくのを忘れずに。