【牛すじ】「気」を補って筋肉や骨を強化しサルコペニア対策に
最近、歩くのが遅くなった。すぐつまづいたり、転んだりする……。もしかしたら「サルコペニア」が進行しているかもしれません。
サルコペニアとは、加齢によって筋肉の量が減ったり、筋力が低下した状態のことをいいます。ギリシャ語で筋肉を意味する「サルコ」と減少を指す「ぺニア」を合わせた造語で、2016年に国際疾病分類(ICD-10)に登録され、疾患として認知されるようになりました。65歳以上の15%が該当し、75歳以上になると急増するとされています。
サルコぺニアによって筋力が低下すると、日常生活の動きに支障が現れます。歩行時には歩く速さが遅くなる、転びやすい、つまずきやすい、階段の昇り降りがつらい、青信号の間に横断歩道を渡り切れない、といった状態がみられます。また、力を入れる作業が難しくなり、ペットボトルのキャップや缶のプルタブが開けづらくなることもあります。
さらに、ふくらはぎや手首が細くなる現象もみられます。両手の親指と人差し指で輪を作って、ふくらはぎが挟める場合は、サルペコニアの可能性があります。