著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

公開日: 更新日:

 このころから人々に「オレたちみんな、国民らしいよ」といった考え方が広まってきたのです。

 国民は鉄砲を担いで会ったこともない同世代の敵兵を殺すよう命令されたり、一生懸命働いて得たお金や穀物を国家にピンハネされるようになりました。逆らえば拘束され、法律で合理的、公平にひどい目に遭わされるシステムも出来上がっていったのです。

 ただし、メリットもあり、道路や水道の整備、外国からの侵略に対する防御もあったでしょう。最大のメリットは「個人の所有物、資産保護」、言い換えれば「人権を守ってもらえること」だったと思います。

 今、社会保障費の名目で国民のサイフから大金が奪い取られています。ピンハネ額は知らない間にどんどん増えています。

「えっ? なんで?」

「いつ誰が決めたの?」

 国民からすると社会保障費も税金みたいな感覚です。とにかく「有無を言わさず取られるだけ」ですから。一方で年金額は減らされる一方のようです。

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