著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【豚足】「血」と「水」を補って肌の乾燥改善に威力を発揮

公開日: 更新日:

 命に関わる病気ではないものの、生活の質を下げる大きな原因になるうえに、見た目も気になるもの。保湿クリームを塗るなど外からのケアも大切ですが、食養生でも改善を図ることが重要です。

 中医学において、皮膚の乾燥が悪化する原因はまず「血」の不足としています。中医学では西洋医学の血液としての要素だけではなく、全身に流れて身体のすみずみにまで栄養を与える成分と考えます。血が不足すると、肌を滋養することができなくなってしまうのです。

 また、体内に潤いを与える「水」の不足も、乾燥を引き起こす原因になります。よって、改善のためには身体に血と水を補う食材を摂り入れることが必要です。

 おすすめは豚足。血を補うとともにたっぷり水を補う働きが高く、肌の乾燥改善に威力を発揮します。

 豚肉そのものにも、「潤燥」といって、読んで字のごとく「身体に潤いを与えて乾燥を防ぐ」薬膳的効能がありますが、とりわけ豚足はそのパワーが高いのです。

 豚足は女性にとっては美肌にうれしいスーパーフードでもあります。70歳を過ぎても、10代の肌の美しさを保っていたといわれている清王朝末期の女帝・西太后が欠かさず食べていたといわれているのです。また、母乳の分泌を高めたり、産後の体力回復にも役立つ食材でもあります。

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