「お金のズレ」より「感情のズレ」が社会的行動を動機づける
「お金ナビゲーター」は、このゲームで勝てる(ご褒美)と予想していたのに、負けてしまったという心情。「気持ちナビゲーター」は、このゲームは楽しいはずだ(期待感情)と思っていたのに、友人がルールを破って、予想外にものすごく不快な気持ちになったという心情です。後者が大きいとき、「その友人を避ける」という行動を、より強く感じてしまうというわけです。
社会的な状況、特に公平さや規範が関わる状況では、「予想外の不快さ」という感情の裏切りが、客観的な損得よりも、その後の行動学習を強く動機づけることを覚えておいてください。
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