死にたいといわれたらどうすればいい?(1)「自殺を口にする人は死なない」は本当か

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 男性は女性の2倍以上多い。男性は仕事をしている50代、40代が多く、無職の70代、80代と続く。女性は、80代、70代、50代、60代の無職に多かった。

 自殺の動機はほとんどの年代で「健康問題」で、10代以下は「学校問題」がトップ。配偶者の有無で見ると、「未婚」「配偶者あり」「離別」「死別」の順だった。

 月別では4月が最も多く、3月、5月と続く。曜日では月曜日が最も多かった。少ないのは土曜日、日曜日、祝日だった。

 近年の研究で自殺行動に遺伝子が関連することが明らかになっている。例えば感情や不安を調節するセロトニンを運ぶ遺伝子の突然変異が自殺のリスクを3~4倍増加させる可能性が指摘されている。

 ただし、「だからといって、こういう人が危ない」と言い切れるものではないと末木教授は言う。

「経済的な困難、精神的なつらさ、人間関係の不調、孤立、病気などの要因は自殺リスクと関係すると言われます。しかし、それだけで自殺を実行するわけではありません。自殺リスクが最も高まるのは、①自らの身体に致死的なダメージを与える力(自殺潜在能力)、②孤独感の高まり(所属感の減弱)、③自分が周囲のお荷物だという感覚(負担感の知覚)の3つが重なったときとの考え方があります」

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