SNS片手に震災とパンデミックを経験…「コロナ世代」の心をどう救うか

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 震災は、「日常は突然壊れうる」という感覚を残した。コロナ禍は、人と会う、声を出す、集う、挑戦する、ことにまで慎重さを求めた。学校行事や部活動は失われ、友人関係を自然に育む機会も削られた。結果として、「どうせまた失われる」「深く関わると傷つく」「失敗しないよう小さく生きた方が安全だ」という感覚を、心のどこかに住まわせた若者がいても不思議ではない。

 学術的には、心的影響は直接被災者だけに限らない。被災地外の間接暴露でも、不安や恐怖、「何もできない」「見ているしかない」という無力感は生まれうる。そこに拍車をかけるのは「報道」とも報告される。震災では、衝撃的映像の反復や原発不安、情報過多が人々をショック状態に置いた。コロナ禍では、連日の感染者数、リスクの強調、善悪の単純化、そして一部ワイドショーの過熱が、人々を長く警戒状態に置いた。必要な情報提供があった一方で、視聴率競争の中で不安が商品であるかのように扱われた面も否めない。

 さらに若者、特に子供は、出来事そのもののみならず、親がそれをどう受け止め、どう家庭に持ち込んだかによっても大きく影響されることも示されている。親の不安や疲弊は、叱責、衝突、過保護、話題の回避、あるいは陰謀論めいた話や最悪のシナリオを繰り返し語るといった極端な説明として表れる。遊ぶ、雑談する、安心させるといった前向きな関わりが減れば、家庭には緊張が広がる。

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