戦時の健康(3)石油不足で医療体制も崩壊…なぜ戦時に感染症は増えるのか?

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「私たちは感染症を“過去の脅威”として捉えがちです。しかしそれは、安定したインフラと医療体制があってこそ成り立つ認識にすぎません。ひとたびその前提が崩れれば、感染症は再び日常の脅威として現れるのです」(永田氏)

 戦争は、社会や人の弱い部分を容赦なく露呈させる。水、衛生、住環境、食、性などを維持してきた基盤が揺らいだとき、最初に影響を受けるのが健康だ。感染症の拡大は、その脆弱性を最も端的に示す現象なのだ。

 次回は、こうした極限状態の中で見落とされがちな「心の健康」について考えたい。=つづく

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