子どもの歯科矯正…始める前に押さえておきたいポイント
「たとえば、一部の受け口には、早く開始しても、成長により悪化・再発し抜歯や手術を伴う治療が必要となるケースがあります。下顎の成長は身長と比例するので、成長ピークを把握して、治療を開始します。そのため、毎年セファロを撮り、下顎の成長量を確認し、併せて身長の伸び、女児であれば初潮の有無(初潮後数年で、身長や下顎の成長が止まるため)もチェックし、開始時期を見定めます」
親にとっては「周りの子どもたちはとっくに矯正歯科治療を始めているのに、我が子はどうして?」と思うかもしれないが、理由あっての“待ち”なのだ。
一方で、咬合性外傷や、成長発育に影響を及ぼすような不正咬合があるなど、早期に治療を開始しなければならないケースもある。「口呼吸をしている」「指しゃぶり・舌癖がある」「顔の左右差が気になる」といった時も、早期治療が有効なケースが多い。「今、治療が必要かどうか」の判断は、矯正歯科の専門知識を持つ歯科医の診断に頼るしかない。
歯科医選びの手助けになるのが、略歴だ。「日本矯正歯科学会」の認定医もしくは臨床医、「日本歯科専門医機構認定」の矯正歯科専門医の肩書は、矯正歯科の専門的な教育を受けていることを示す。


















