患者さんの「やりたい」をかなえる支援とは…病気の治療だけが目的ではない
蜂窩織炎は、虫刺されや擦り傷、靴擦れなどの小さな傷から菌が入り込み、急激な炎症を起こす病気です。通常であれば訪問看護師が皮膚の処置を担当します。しかし、この患者さんは状態が安定したため訪問看護を終了し、その分の介護保険サービスをデイサービスへ振り替えていました。外出が好きな患者さんに、より充実した時間を過ごしていただくための選択です。
そこで、デイサービスに勤務する看護師が処置を行えるよう薬を処方し、必要なケアをお願いすることにしました。患者さんはこれまで通りデイサービスを利用しながら、皮膚の治療も継続することができました。
在宅医療では、病気を治療することだけが目的ではありません。その人が「どんな暮らしを送りたいのか」という希望をかなえることも大切な役割です。
介護保険サービスの組み合わせは一人一人異なります。患者さんやご家族の希望を丁寧に伺い、その時々の状態に応じて最適なサービスへつないでいくことが、その人らしい生活を支える大きな力になるのです。



















