若い女性の「睡眠障害」と「心房細動」の関係
ただ、その場合はきちんと原因まで診断してくれる医療機関を選ぶことをおすすめします。経験上、男性に比べ、女性は脈の乱れを自覚する人が多い印象で、心房細動などで脈に異常を感じると早い段階で循環器専門クリニックを受診するケースが見られます。その際、睡眠障害が心房細動の原因になっていることを見逃すような勉強不足な医師にかかってしまうと、心拍数をコントロールする薬を大量に処方されて逆に脈が遅くなってしまったり、ペースメーカーの埋め込み手術をすすめられた患者さんもいます。心房細動の原因が睡眠障害にあると判断して、薬物治療の前に睡眠を改善するための処置を行えば、それだけで解決する場合もあるので、医療機関の選択には注意してください。
近年、こういった女性の睡眠障害や心房細動が増えている背景には、診断機器の進歩によって、これまでは把握できなかった病態を見つけられるようになったという側面もあるでしょう。しかし、もっと大きな視点で考えてみると、女性が男性社会の中に進出する機会が増えたことで、もともと女性が持ってる特有の体質のキャパシティーを超えるストレスやダメージを強く受ける状況が生まれ、それをまだ克服できていない段階なのではないかと思われます。
もっと長い時間が経過して、それらを克服できてくると、女性の体質や体形にも変化が生じ、睡眠障害や心房細動も含めた病気も、新たな変化や状況が生まれるでしょう。こうした人類の進化とともに、医学や医療は進歩していくのです。



















