「スマホより6分間読書」 精神科医が薦めるリラックス術
毎日の満員電車、職場では上司にドヤされたり部下が思うように動かなかったり……、ストレスの多い現代社会。ジメジメした季節にはなおさら憂鬱が増すが、そんなイライラ、モヤモヤをスッキリさせる方法があるという。それが、短時間読書だ。
イギリスのサセックス大学による実験では、「読書」によって見られるストレス軽減効果は68%だったという。「音楽視聴」は61%、「コーヒー」は54%、「散歩」は42%となっており、いずれも読書にはかなわない結果に。
精神科医の樺沢紫苑氏はこう言う。
「実験では被験者にパズルをやらせるなどで、あらかじめストレスをかけて、その後、それぞれの行為でどのように脳がリラックスしていくか、つまり副交感神経が優位になっていくかを調査していました。その結果、読書ではスタートしてから6分後に、ストレスがかかって交感神経が優位になっていた状態から、副交感神経優位に切り替わっていくということがわかったそうです」
たった6分の読書でリラックス効果が得られるとは驚きだ。樺沢氏は、この結果からも、日常的に本を持ち歩くことを推奨する。