著者のコラム一覧

田丸昇

１９５０年５月５日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ詰め＆必死」（創元社）がある。

将棋界を斬る田丸昇九段の眼

前代未聞の 1975年に行われた「土俵上」でのタイトル戦

公開日：2017/12/01 06:00　更新日：2017/12/01 06:00

前代未聞８０００人が詰めかけた（提供写真）

　江戸時代には将棋の家元の棋士たちが江戸城に参上し、将軍の御前で対局を披露する「御城将棋」が恒例行事だった。８代将軍徳川吉宗の時世には、その式日が１１月１７日と定められた。

　日本将棋連盟はそんな故事にちなんで、４２年前に１１月１７日を「将棋の日」と決めた。

　１９７…

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り870文字／全文1,011文字)

【連載】将棋界を斬る田丸昇九段の眼

前の記事私たち将棋棋士が存在するのも徳川家康のおかげ 2017/11/17 06:00
次の記事勝率トップ8割3分7厘も藤井四段には「通過点」にすぎない 2017/12/08 06:00

この連載の一覧を見る

■関連記事