H2O vs 近鉄百貨店 大阪拠点の大手百貨店の給与対決
大阪の主婦が集う阪急うめだ、あべのハルカス近鉄本店。今回の損得は「エイチ・ツー・オーリテイリング」(H2O)と「近鉄百貨店」の待遇を比較してみます。
H2Oは、2007年に阪急百貨店と阪神百貨店の経営統合により発足。大阪市に本社を置く阪急阪神東宝グループ傘下の百貨店です。最近、千里中央駅前再開発を手がけると発表しました。
対する近鉄百貨店は、1920年創業の大阪市に本社を置く近鉄グループ傘下の百貨店です。14年開業の「あべのハルカス近鉄本店」は売り場面積で日本最大級を誇ります。
前期の連結売上高は、H2Oが9218億円、対する近鉄は2822億円。経常利益は242億円と44億円で、どちらも増収増益を達成しました。社員の給与はどうでしょうか。有価証券報告書(16年度)によると、H2Oは持ち株会社の社員平均ですが、年収891万円。一方、近鉄百貨店は450万円です。これらのデータを基に年齢別の推定年収を試算すると、ピーク時の50歳では、908万円と465万円で、443万円の差となります。生涯給与はこうなります。