バルバッコアなど展開 ワンダーテーブル秋元巳智雄社長<1>
店舗調理だからこその充実生肉
生肉の提供に力を入れていることは、メニューを見れば一目瞭然です。ユッケは卵と甘いタレを混ぜて食べるのが一般的ですが、タレを使わない「塩ユッケ」(1870円、小は950円)があります。肉の鮮度とおいしさに自信があればこその一品でしょう。
新基準導入から7年、最近はユッケを提供する店が増えていますが、パックユッケでの提供が少なくありません。パックは、店舗ではなく、業者から仕入れているからです。でも、こちらの店は店舗独自で認可を受けているので、店で調理されたものが、丸い器に盛られて提供されます。
なぜパックユッケが少なくないかというと、狭い厨房で生食用のためだけのスペースを確保できないから。逆にいうと、この店はそれだけのスペースを確保しているということ。そこがすごい。だから、ユッケ以外にもカルパッチョ(1470円)やにぎり(1貫400円)と生肉メニューが充実しています。