【芹と蟹 蟹味噌和え】芹は冷水に浸して2度絞ると色良く
可不可(東京・麻布十番)
缶詰の蟹味噌は塩分も十分なので、調味料は一切いらない。これだけで日本酒がグッと進むが、芹を加えることで彩りと香りがアップ。より食欲をかき立てる。さっぱりと食せるのもいい。
「芹は茹でたら冷水に浸してください。色良く仕上がります。しっかり絞ったら2センチ程度に切って、それをまた絞って水気を取りましょう」
芹の旬は12月から春先の4月ごろ。冬は蟹の水揚げの時期でもある。
鍋用に購入したら、付け合わせに1品添えてもいいだろう。
《材料》
・蟹(市販の棒肉) 3本
・蟹味噌(缶詰) 大さじ1杯
・芹 一把
《作り方》
(1)芹を湯がき、水にさらしよく絞る。
(2)蟹の身をほぐし、蟹味噌、芹と和える。
▼宮下大輔(みやした・だいすけ)
1961年、山梨県生まれ。20代でダイニングバー「春秋」の開店にあたり、95年には麻布十番に「暗闇坂 宮下」を開店。レストランのプロデューサーとして数々の店舗に関わり、2015年に「可不可 KAFUKA TOKYO」をオープン。定期的に料理教室や地方のシェフとコラボしたイベント(現在は休止中)を開催し、「日本のいいものを見直せるお店にしたい」という。
▼可不可 KAFUKA TOKYO(かふか)
日本の素材を使った料理と和酒(日本酒、日本ワイン)がテーマ。おまかせコース(9品程度)のみの提供で、国産の野菜と魚を生かした創作料理が味わえる。
店内は木のぬくもりがある静寂な空間。壁には全国のワイナリー、酒蔵、生産者らのサインが寄せられており、オーナーのこだわりが感じられる。
東京都港区麻布十番2―7―14 2階
℡03・5439・6395
定休日は日・祝日