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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

「株価は4万円の大台にチャレンジ」食リポとそっくりなポジショントークに要注意

公開日: 更新日:

 そんななか2024年がスタートした。いきなり能登半島で大地震が起き、羽田では飛行機が衝突・炎上

「今年は本当に大丈夫か?」

 そんな感じとなっている。大発会では株価がいきなり急落するなど、波乱の一年の幕開けだ。

 だが、年頭のマスコミ取材では、大手証券のトップたちが口を揃えて、「今年末には4万円の大台にチャレンジする」と予想をブチまけた。企業業績は好調だし、新NISAもスタート。日銀の金融正常化も見えており、決して絵空事ではないという。果たして本当なのだろうか。

 結論から言ってしまうと、これはもちろん「ポジショントーク」である。証券会社のお偉方という立場上、「株が下がる」なんて口が裂けても言えない。業界としても「上がる」ことを前提としており、「下がる」なんて決して言えないのだ。いつも見ている芸人の食リポとまったく同じ。「まずい」なんて、言えるわけがない。

 だから、投資家の皆さんは、こういった「大本営発表」みたいなコメントを、決して信じてはいけない。実際にはそうなるかもしれないが、投資はあくまでも自己責任である。

「カレーは飲み物」と言われても、決して流し込んではいけないのだ。

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