大事なのはお金? 家族? ドイツで暮らした日本人の僕が心底驚いた土日の街並み

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お金を「あなたの一番」にしてしまったら…

 また日本では、「億万長者になりたい」というより、「お金がないととにかく不安だから働きまくる」という人が多いのではないだろうか。

 もちろん、どちらが良い悪いとかではない。ただ、その儲けたお金で、例えば寿命が延びると言うなら話は別かもしれないけど、人が作った紙にそんな力はない。そうなのであれば、「大切な人と過ごす時間」や、「取り戻せない若さや健康」を犠牲にしてまでお金を稼ぐことにどれほどの意味があるのだろうか。

 いくら稼いで、通帳の数字や、目の前の札束や高級品ににやにやしたところで、急な事故や病気で死んだ途端、それらには何の意味もなくなる。そう考えたら、経験や大切な人の笑顔のために、今すぐそのお金を使ったほうがいいと思う。少なくとも、僕はそうするように心がけている。

 0か100かとか、要るか要らないとかではなく、「優先順位」の問題。

 お金よりも大切なものはたくさんあるが、その全てにお金がかかる。

 だけど、お金を「あなたの一番」にしてしまったら、あなたはお金よりも大切なものを失うことになるのだ。

▽谷口たかひさ(たにぐち・たかひさ) 1988年大阪生まれ。日本の大学在学中に留学費用の工面のため10代ながらインターネットビジネス会社を起業し、イギリスのマンチェスター大学へ留学。卒業後、チェーンストアのエリアマネージャー、アフリカのギニアでの学校設立支援、メガバンク/M&A/メディアのコンサルタント、グローバルIT企業の取締役を経験。その後、社会の課題解決を志してドイツへ移住し、起業。2019年、ドイツで気候危機の深刻さを目の当たりにし、「みんなが知れば必ず変わる」をモットーに、気候危機の発信や日本では報道されない世界情勢にまつわる講演を開始。世界中から講演に呼ばれるようになり、日本では1年で515回、全都道府県での講演を達成。2021年には国連総会の司会とスピーチも務めた。趣味は旅と勉強で、訪れた国は約80ヵ国。保有資格は国際資格や国家資格を含め30個以上。

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