大事なペットが突然体調を崩して…緊急受診は症状次第では時間調整が必要

公開日: 更新日:

ワクチンは打っています」「抗体検査で大丈夫でした」などの答え方では、電話口のスタッフや内容を伝え聞いた獣医師が判断を誤る恐れがあります。

 ですから、獣医師への電話では、なるべく正確に症状やワクチン接種の有無などを伝えた上で、受診時間の調整については理解していただきたいと思います。

 風邪以外の典型的な症状として下痢があります。「断続的な下痢でぐったりしていて、食事もとらない」という症状で緊急受診を要求されることがあります。しかし、下痢以外に症状がなければ、時間をあけても問題ないことがほとんど。実際、その後の受診で状況を確認すると、「食事をとらない」の正体は、「食欲がないから、あげるのを控えていた」というオチがついたりします。

 きちんと時間調整を受け入れて予約をとっても車で渋滞に巻き込まれると、予約に間に合わないかもしれません。そういうときも、「すみません、遅れます」ではなく、「いま○○のあたりで△△分遅れそうです」と連絡いただければ、待機するスタッフの確保ややりくりもスムーズで、その予約が受け付け終了時間間際だったりするとなおさらです。

 ヒトでもそうでしょう。大した症状でないのに救急車を呼ぶため、救急医療がパンク。救急医療の維持が問題になっています。緊急受診を希望するときは、動物病院に連絡した上で獣医師の判断を仰ぐのが無難でしょう。

(カーター動物病院・片岡重明院長)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  2. 2

    高市首相が今上陛下を「こんじょうへいか」と呼んだのは「不敬」なのか?

  3. 3

    ストレス過多なコールセンター業務 それでも「孤独よりマシ」というシニアの「底なしの孤立」

  4. 4

    今も続く「皇室典範」は出来の悪い法律…男の側に不妊の原因を求める発想がなかった時代の産物だ

  5. 5

    下高井戸「月見湯温泉」は新宿からすぐの人情味あふれる銭湯

  1. 6

    「派遣でコールセンター」とは正直に言えない…借金返済のため同業を掛け持ちするシニア男性の悲哀

  2. 7

    今や65歳以上の4人に1人が働く社会に…再雇用は当たり前、社員と同一労働、同一賃金への見直しも進む

  3. 8

    税収が前年度比「9兆円増」の異様とカラクリ…恩恵なく生活が苦しい庶民から飛び交う怨嗟の声

  4. 9

    「コンサル」名乗るシニアは「ほぼ無職」 それでも「自分は現役ホワイトカラー」の仮面を外せないオジさんたちの終わりなき戦い

  5. 10

    オランダ訪問の晩餐会での天皇のスピーチと雅子皇后…"旧宮家"に求められる「皇室外交」と担い手の難しさ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  2. 2

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  3. 3

    関根勤「枕営業」証言の衝撃…マリエ『すべてはつながっています』発言の真意

  4. 4

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  5. 5

    高市早苗が「2025年のバカ」第1位!不名誉トップ10に麻生太郎、“ウンコにタカる銀蠅議員”らがランクイン

  1. 6

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  2. 7

    高市首相2カ月ぶり党首討論「嘘と居直り」のデタラメ60分…国民民主に猫なで声、公明には高圧

  3. 8

    高市早苗氏が地元奈良でブチかました“敵前逃亡”…挙げ句に吐いた苦しすぎる“言い訳”

  4. 9

    ドジャース大谷翔平“満身創痍”の深刻度…本人が「ムリ」と判断し前半戦最終登板と球宴を回避

  5. 10

    シングル盤を寄せ集めたB面がマジカルで実に楽しい