自分の過去の発言を忘れたか? 麻生太郎氏が自民の衆院選惨敗「しっかり総括を」発言の笑止千万

公開日: 更新日:

 さらに18年から口座振り込みに会計システムを変更した際に派閥の事務局長だった松本純元衆院議員が〈変更は「麻生会長が判断し決断した」と明言した。〉とも報じ、麻生氏がそれまで行われてきた派閥の裏金作りを知っていた可能性が指摘されていた。

 17年以前の不記載は、政治資金規正法の公訴時効(5年)が成立しているとはいえ、麻生氏も国会議員として事実関係をきちんと国民に説明する必要があるのは言うまでもない。衆院選の敗北を総括するのであれば、まずは「隗より始めよ」ではないか。

 1979年に38歳で初当選して以来、およそ半世紀にわたって政治家を続けてきた麻生氏。総理大臣も務め、2009年8月の衆院選で当時の民主党に大惨敗した際のテレビ番組では敗因についてこう語っていた。

自民党に対する積年の不信や不満がこの選挙に集約された」

 麻生氏は自身の発言を忘れたのかもしれないが、今回の衆院選も同じ。しかし、09年の時と違うのは自民に対する有権者の怒りの炎はまだくすぶり続けているということだ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった