麻生太郎氏が新成人に「うまい話はない」発言のお門違い…強く言うべきは自民裏金議員

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「私はつくづく、みんなである程度、ちょっとうまい話には裏があるという常識ぐらいは持っておいてもらわぬと、なかなか、欲をかくとえらいことになるなという例はいっぱいある」(2015年5月の衆院財務金融委員会=海外関連のファンドによる投資被害関連で)

「うまい話を持ってくる話というのは、やはり気をつけて見ないとだめなんですよという話を、これはオレオレ詐欺に限らず、もう全てそうですよ」(2018年3月の衆院財務金融委員会)

「うまい話は裏があるって当たり前の話」(2021年3月の参院財政金融委員会)

「収支報告書に書かなくていい」という、うまい話に乗って政治資金パーティーで得た収入をため込み、「脱税」と指摘される裏金作りに励んでいた自民党国会議員たち。麻生氏は新成人にアドバイスする前に、党内の議員らに「欲をかくとえらいことになる」と徹底して認識させる必要があったのではないか。

  ◇  ◇  ◇

 いまだに真相は闇のままの自民党裏金事件。●関連記事【もっと読む】で《自民裏金ケジメ8億円寄附に「執行部は説明すべき」と苦言…萩生田光一氏に“おまいう”批判殺到の当然》、【さらに読む】で《石破首相が“安倍派切り”に打って出るのか…裏金問題は年明け国会も継続、「金庫番」招致で与野党攻防》を取り上げている。

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