やす子は人間不信に…友人から借金を頼まれたら「さっさと貸して縁を切る」という新発想

公開日: 更新日:

 半数が貸金業者を利用したというが、借金経験ありのうち約11%が〈家族・親戚〉、6%が〈友人・知人〉から借りたと答えている。裏を返せば、それだけ家族や友人などから借金を頼まれた人がいるわけだ。

「飲み代を寸借レベルはさておき、社会的信用が少しでも残っていれば、キャッシングなど第三者から借りられる。他にアテがなくて友人・知人に借金を頼む時点で、その人にはもう信用が残っていないわけです。断りづらい関係性もあるでしょうが、そんな相手にお金を貸す場合は、返ってこなくても諦めがつく金額をあげるつもりで渡すしかないでしょう」と、生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏は話す。

 女性ライバー刺殺犯のように、返すつもりがない相手を恨んで殺害なんて目も当てられない。東京・銀座の60代クラブママが「以前あるオーナー社長から聞いた話ですけど」とこう明かす。

「自分にとって借用書を取るほどの金額じゃなければ、さっさと貸すそうです。貸さないで逆恨みされるのも面倒。期日までにきちんと返す人間なら、まだ少しだけ信用できる。“借りパク”するヤツは負い目を感じて、向こうから勝手に疎遠になってくれる。無理やり取り立てても逆恨みされるし、その後も自分の周囲をうろちょろされる。信用ならない人間を遠ざけて縁を切るための“手切れ金”みたいなものなんだそうです」

 そういう考え方もあるか。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  2. 2

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  3. 3

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 4

    東京・荒川河川敷で天然ウナギがまさかの“爆釣”! 気になるそのお味は…?

  5. 5

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  1. 6

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  2. 7

    「イネカメムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号

  3. 8

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 9

    コメどころに異変! 記録的猛暑&少雨で「令和の大凶作」シグナルが相次ぎ点灯

  5. 10

    「関東大震災」「阪神大震災」「東日本大震災」発生時のジンクスにネットがザワめく複雑理由

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」