キャンプにはご用心! 犬が川や湖で感染する「レプトスピラ症」の恐怖…ヒトにもうつり、まれに命を落とすことも
■都市部と郊外では温度差が
実は、この感染症は都市部の獣医師と郊外の獣医師とでは、意識に温度差があることが知られています。私が開業する東京23区では20年以上この届け出がなく、レプトスピラ症を含まない5種ワクチンが一般的ですが、琵琶湖のそばの滋賀県大津市で開業する知人は、数年に1回ほどの頻度で届け出があるそうです。滋賀の友人は症状が怪しいと、手袋着用で注意しながら診察や検査をして、自分やスタッフへの感染を防ぐそうです。ですから、キャンパーの飼い主さんは、レプトスピラ症を含む7種ワクチンをお勧めしています。
今後、キャンプ人気が続くと、都市部の獣医師でレプトスピラ症が見落とされる可能性がないとはいえません。初期症状は風邪に似ていて、そういう獣医師では胃腸障害からレプトスピラ症を疑うことも少ないと思います。そうすると、飼い主さんや獣医師、スタッフなどに感染が広がるリスクもあるのです。
届け出による情報共有があれば、獣医師や内科医は旅先での行動確認などから、この病気を疑うことが可能。そうすると、保健所から配布される簡易検査キットで早期の診断が可能で、特殊な抗生物質を服用すれば大事に至ることもなく、治ることがほとんどです。
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